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胆石症とは

胆石症とは、肝臓から分泌される、胆汁の成分が何らかの原因(病的)で固まって臓器に「結石」をつくる疾患です。
この「結石」は胆石と呼ばれ、その胆石が存在する場所によって胆石症の名前が変わり、
胆管に出来る物が胆管結石症胆嚢に出来る物を胆嚢結石症肝臓に出来る物を肝内胆石症と呼ばれています。
 

この胆石は、成分によって色や形がいろいろと存在します。

【コレステロール系】
 ●コレステロール石 
 ●混合石

【色素系】
 ●ビリルビンカルシウム石
 ●黒色石 

【まれな胆石】
 ●脂肪酸カルシウム石
 ●炭酸カルシウム石


現在、もっとも多いとされる胆石は、コレステロール石です。
成分はもちろんコレステロールで、胆管に出来やすく、時には数百個発見される場合もあります。

昔の日本ではカロリーの少ない食事をしていたため、
ビリルビンカルシウム石の患者が多かったが、現在ではコレステロール石の患者が8割を占めています。


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胆石症の症状

胆石症の症状としては、脂肪の多い、脂っこい食事をした後に、
みぞおちや右上腹部または、右背部に痛みや張りが出ることがあります。
また、胸に痛みを起こすときもありますが、この場合心臓疾患と誤解する場合があるので注意が必要です。
痛みは、長時間続く事はなく、その後は通常の状態に戻るケースがほとんどです。


ただ、胆嚢胆管が炎症を起こすと、高熱を引き起こすこともあり、
また、胆管で肝臓からの胆汁が胆石にせき止められると、目や皮膚が黄色になる黄疸症状を引き起こします。
黄疸症状は、胆管結石症に多く見られ尿の色が濃くなる事もあります。


胆石症のままでいると、突然の腹痛を起こすだけでなく、
胆道感染肝障害胆嚢炎膵炎などを合併するケースも多く見られます。
また、最悪の場合には、胆道癌の原因になるともいわれています。

 

女性の方が胆石を所持している割合が多く、原因としては、女性ホルモンのバランスが崩れることにより、
胆石が出来やすくなるといわれています。
また、糖尿病患者や肥満体質の人にも出来やすいといわれています。
他にも、アルコール大量摂取疲労により胆石が出来やすくなるとされています。

胆石症の検査方法

胆石症の検査方法としては以下ものがあります。

【検査方法】
 ●腹部超音波検査
 ●単純X線撮影
 ●胆嚢造影(DIC)
 ●逆行性内視鏡的胆道膵管造影(ERCP)

など

胆石症の一般的な検査方法としては、腹部超音波検査があります。
これは、皮膚にエコーゼリーを皮膚に塗り、超音波を放出する探触子で胆石があるかどうかを調べる検査方法です。
胆石の発見率が非常に高いことが特徴で、胆石だけではなく、胆嚢、胆管、肝臓の腫瘍も検査できます。
ただ、胆管内にできた胆石は超音波ではうまく発見できないという欠点もあります。

また他の検査方法として、内視鏡を使った、逆行性内視鏡的胆道膵管造影(ERCP)があり、胆嚢や胆管の胆石を検査するだけではなく、その場で胆石を除去することもあるという利点があります。  



胆石症の治療方法

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胆石症と診断されたら治療が必要になります。
ここでは、いろいろな胆石症治療方法を紹介します。
症状に合わせて、主治医と相談して見てはいかがでしょうか。

また、現在の胆石症治療方法は、
手術によって胆のうを摘出する方法と食事療法が中心になっています。


胆石手術
 胆石治療における手術は以下の2つが考えられます。

 ●腹腔鏡手術
  腹部に穴をあけてそこに腹腔鏡を挿入して胆のうを摘出する腹腔鏡下胆のう摘出術

 ●開腹手術
  腹部を切開して胆のうを摘出する。

 いずれも胆のうを摘出することが前提ですが胆のうを摘出しても、
 肝臓や胆管が胆のうの役割も果たすようになるとのことですが
 なるべくなら、切らないで治療したいものですよね。


【手術以外の胆石症治療】
 ●食事療法
  食事に気をつけたりするだけで、自然と胆石が小さくなって、なくなることもあるようです。
  薬などの副作用の心配がないので安心です。

 ●経口胆石溶解剤
  内服薬で胆石を溶かしていく方法。
  この方法では胆嚢は残りますが、治療に長期間かかり、胆石の再発のおそれもあるのが欠点です。
  また、胆石の大きさ、胆石の性質、胆嚢の機能によてっは効果が期待できない場合もあります。


 ●体外式衝撃波破砕療法(ESWL)
  体の外から強い衝撃を当てて体内の胆石を細かく砕いてしまう治療法です。
  しかし、条件が厳しく以下の条件を満たしている必要があります。
   1.確実に結石が胆嚢にできている
   2.胆嚢炎を併発していない
     3.結石の数が3個以下
     4.胆石の種類がコレステロール

  体外式衝撃波破砕療法は、胆嚢が体に残りますが、きちんと機能しているかどうかも問題になります。
  もし、胆嚢がきちんと機能していなければ再発の可能性があります。
  1度の治療で大体1時間程度の時間がかかり、通常4~5回繰り返して処置することが多いです。
  10mm以下の胆石でしたら、1度で消失してしまう事もあります。
  細かく砕かれた胆石は、胆嚢の収縮により、消化器官へ流されていきます。
 

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